母子坂・・・2015・10・27
丸くなった母の背中が淋しいのです。
小さくなった母の姿が悲しいのです。
幼い日 手をつなぎ歌った道
夕焼けの中 お家へ帰った道
ほんの僅かなこの坂道を
ため息に押されては足を出す。
私はたまらずに立ち止まります。
何故にもっと もっと早く
心添えられなかったのかと悔いる
母の傍で暮らせないことを悔やむ
丸くなった母の背中が淋しいのです。
小さくなった母の姿が悲しいのです。
負われて見ていた 故郷は
僅かの間に過ぎ去ってゆきました。
母が生きた年月を
追いかけるように私も生きています。
丸くなった母の背中が淋しいのです。
小さくなった母の姿が悲しいのです。
拙い私の詩ですが、素晴らしい曲を数曲作ってコンサートで歌って下さっています。
母の、この詩をこちらで書かせて頂きました。 先生宜しくです(ペコリ)
2015年 10月 27日掲載
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