画像詩作品
森の子守唄
秋だから寂しいのかな・・・。
遠くから届く優しい声
耳を済ませて
聞いてみたくなります。
静かな森の歌ですか?
それとも
誰かの歌う子守唄でしょうか?
お雛様、箱から出られて、思いっきり背伸びをされているこの頃でしょうね。
もうすぐ3月・・・日々の早さに、驚いてしまいます。
お雛様を眺めながら・・・一生の早さにも驚いてしまいます。
これからの生き方を、少し丁寧に生きてみようかと思う私のこの頃です。
「まぁるいもの達」
台風一過・・・皆様、被害などは ございませんでしたでしょうか。
県外の友人から四国を通過したけど大丈夫?ってMailが・・・♪
本当は、地球も心も丸いもの達は優しいのですよね。
長雨の頃に良く似合う紫陽花の花。
ひよわそうな淡い紫色のこの花が、なぜに梅雨空の下でこんなにも美しく
そして、力強く咲き誇れるのでしょう・・・。
もしかすると 沢山の小さな花達が、しっかりと寄り添いあって咲くからかも知れませんね。
長く生きていると・・・
さまざまな悲しみもありますし
逆に、たくさんの喜びと出逢いがあります。
最近、思いがけない出逢いに感謝!
奇跡のような時の交差に感謝!でした。
燕
つばめ 一筋に
時空を飛ぶ
青い空の下を
蒼い海の上を
幸せと
悲しみの心を
まるで
縫い合わせるかのように
銀座の画像詩展に、選ばせて頂いた作品です。
その青に時空と空と海を同時に見たような都会の景色・・・。
人の心を、燕を飛ばして繕ってもらいました。
さむい毎日です。
心までもが、寒くなりそう・・・。
ふと・・・森の動物たちのように
生きていることも、食べることも忘れて
冬眠してみるのも良いかもと
思ったりする、うさぎのROROです。
みどりうさぎの子守詩 画像詩展が終了しました。
110点の作品達 1枚1枚に「ありがとうね」って、心で呟きながら箱に入れ
全てが片付き、がらんどうになった時の寂しさ・・・。
しかし、展示会の度に不思議な出逢いとご縁を頂きます。
そう、終了とは ここで終わるのでは無いこと !
次に向かう為の出発なのだと自覚できました。
全ては、こうしたご縁に繋ぎ繫がれているのでしょうね。
人生50年と言われた頃を過ぎ
今は、おまけの命なのかと
ふと思うと楽になれます。
人は何かしら するべき事があるからこそ
産まれて来たのだと聞きました。
けれども、それが何なのか知る術はありません。
僅か3万日程の寿命の中で
手探りしながら、歩いているのでしょうか?
人が老いると・・・
今のことや ややこしいことを忘れるてしまうのは
心配ごとや、切なさや、そんな気掛かりな荷物を
出来るだけ肩から下ろしているのかも知れません。
そう、それは優しい人ほど特に・・・
心に沢山の未練を残さず、往けるようにと
神様の粋な計らいでしょうね。
RORO
決して嘘はつきません。
でも、何かを守る時とか
誰かを傷つけたく無い時には
全てをありのまま言葉にしない事が
優しさだろうと思うのです。
でも、もしかすると
自分自身だけには・・・
嘘をついているのかも知れません。
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「旅人」
海と天空だけの神聖な景色・・・
その中を旅する時
人々の心は何を感じとるのでしょう。
1000枚近くクルージングされた時の写真が
先月IKEさんから、届きました。
早速、画像詩を作らせて頂こうと
写真を選んでも選んでも、
荘厳な景色の前で、私が小さすぎて・・・
随分、言葉に戸惑いました。
そう・・・
この目で実際に、この景色をみたいと思いました。
この季節は「ありがとう!!」が、沢山の頃だと思います。
友人に、家族に、両親に・・・
そうそう、昨日は母の日でしたね♪
感謝の言葉は、お互いに幸せな気持ちにさせてくれます。
きっと、この可愛いピンクの花も、
「こんなに小さな私を見つけてくれてありがとう!」って
そう言ってるような気がしました。
色とりどりの花が賑わう中で
ま白く気品あるモクレンの花が
少し見上げる高さの場所で花を咲かせる。
それは、
老いつつ生きる人々の
希望のようにも
葛藤のようにも、思えます。
それでも、
君の傍で綺麗に老いて、
華麗に散っていきたいと・・・
そんな想いでこの白い花を見ています。
やがて・・・春を知り・・・
色とりどりの花達が
自分の時を
自分の季節を
知っているかのように咲き始めます。
時の流れは宇宙との約束ごとで・・・
ひとりひとりの記憶だから
貴方らしく 私らしく
焦らずに進みましょうか?
臆病で心配性の心は・・・
昨日を振り返ると後悔ばかりしてしまいます。
明日のことを考えると不安ばかりが よぎります。
今日の今を受け止めて
余計な事は考えずに生きてゆくのも
ささやかな幸せなのかもしれませんね。
そう、一生を水の中だけを進む魚のように
今の心だけをまとって・・・
過去を悔やんだり、先を心配せずに。
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日本を壊すかのように、容赦ない自然・・・
地球規模の異常を私達は宇宙の摂理と諦めるのか?
それとも、世界中の一人ひとりの心がけを再認識するのか?
確かなことは、この星も私達も宇宙の一部分であること。
日本アルプスの美しい夜明け、朝靄の立ち込める滝での撮影話を
聞かせて頂いた時の感動・・・永遠に無くしたくない景色です。
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人は誰でも同じでしょうが・・・
いつも心に、心配とか不安を抱えて生きています。
しかし・・・
これらは、総て自分の想像でつくり出しているに過ぎない事も
誰もが知っていて、なのに拭い切れないのですよね。
時々、考えることがあります。
神様は人間を創られた時に、必要の無いものを与えた筈がないのなら
この不安や杞憂を どのように使いなさい と、私達に備えたのでしょうか・・・。
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雨の水滴は・・・その一粒ごとの水の分子を
留めることなく流れ続けています。
自分の心が停まっている時は
周りが見えにくくなりがちですが
水がどこまでも止まらずに流れて行くように
悲しみも留まりはしないのですよね。
雨が上がれば、太陽の光が届き
水の分子が天空に舞うように
再び心も晴れる時が、必ず来るのですね。
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この詩は、「みどりうさぎの子守詩」にも入れさせて頂いた詩です。
私達の身体の中には、ひとりひとりに、仏様が正座されている形をした骨が、
本当にあるのですね。
様々な想いで生きる、この人生というもの・・・。
寂しいとき、嬉しいとき、苦しい時、祈る時、ふと 知らず知らず 胸に手を当てるのは
貴方だけの仏様が語りかけて下さるかもしれませんね。
すべてを見て・・・すべてを知って・・・
命が生れた日から、ずっと一緒で・・・
いつも、あなただけを見守ってくださっているのでしょうね。
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