みどりうさぎの子守詩 (片井 絽々)


無意識 

意識的なコトって
ステキに思えるのだけれど
カッコイイのだけど

心は動かないのですね。

無意識なコトって
気付かないまま心に沁みてきて
人は人を受け入れるのですね



2018年 2月 24日 掲載

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北風ピューピュー寒い~!冬眠した~い!

しかし この寒波で伊予路の山々は
全ての木々を真っ白いオブジェに変え・・・

空にはオレンジ色の上弦の月と
星達を散りばめた泣けそうな程に優しい夕景に
出逢えさせてくれました。



2018年 1月 23日 掲載


山頭火の唄

我が悲しみを
なぐさめる為に

涙を溢しながら
山頭火の唄を読む

偉大な侘しさは
眇たる悲しみを消す



2018年 1月 18日 掲載


千年の孤独

千年の月 今日を閉じ
想い余して
夕焼け空が沈む

千年の月 秋降らし
風がしみると
コオロギが啼く

千年の月 冬控えさせ
銀色の矢羽根を
星が射ち放つ

千年の月 気まぐれに
こころ奪いて
人を叶わぬ恋に泣かせる

千年の月 千年の孤独
夜に吊るされ
何を眺めて何思うて



2017年 11月 07日 掲載


哀愁

ひと夏が揺れている
見えない程の
風に促されて
暑く熱かった景色が
わずかに別な色を加えた

僕は知っている
夕刻を数えながら
ひっそりと夏が
思い出へと
変わって行くことを

  誰もが夏に疲れた振りをして
寂しさを隠すのだろうね



2017年 9月 01日 掲載

2017523h


折り鶴

正方形の和紙を
丁寧に折りたたむ
母の手から
生まれる折り鶴は
真っ直ぐに
ただ 真っ直ぐに
日々を飛ぶ

器用なのか
不器用だったのか
その折り鶴は
鋭角な羽を広げ
精一杯
ただ 精一杯に
羽ばたいた

手先も目も老いて
不恰好な折り鶴
息を入れ
手に乗せて笑う
故郷の家で
待って居てくれたなら
それだけで良い



2017年 5月 23日 掲載

20170506h

 
花色

花色を
どれ程の色彩で
描こうと
その一片に
及ぶことはなく
色なき絵に
想い彩る

こころ色
あらゆる言葉を
探そうとも
この思いは
言い尽くせず
無言の中だけに
語れる真実

2017年 5月 18日 掲載

仏教では我々が生きている世界を東に位置する此岸といい、
彼岸とは西に位置する悟りの境地といわれます。

彼岸の入りの昨日、元気な笑顔で お会いできます事を祈っておりましたが、
みどりうさぎの画像詩も お気に召して頂いておりました・・・、
衆議員議員 白石徹 先生のご逝去の報に接しました。

どれ程に無念だったことかと、胸が痛みます。
ご家族のお顔も浮かびます・・・。
心より ご冥福をお祈り申し上げます。m(__)m

170318h

移ろい

山河や七つの海さえも
銀河に位置する星座でさえも
一刻ごとに姿を変える
不変とは言葉の在るのみか

せめて人の心くらいは
自分の想いくらいは
生々世々と信じているが
今の切なさに戸惑ってしまう

森羅万象 時空を亘り
瞳に捕らえぬモノ達でさえ
移ろうことを定めとし
存在する意味を許されたのか



2017年 3月 18日 掲載

今日は、ホワイトデーですね。
心なしか 何やらそわそわ?!(笑)

でも、何においても トキメキのある人生とは、
かけがえのない幸せなのでしょうね♪
いくつになっても、トキメク人生を送りたいものです。
20140314

かけがえなき

縦とは
いにしえからの
宇宙との時空間 

横とは
この星に生かされる
全てのモノ達との繋がり

繰り返される命の流れ
縦と横が交差する
奇跡が創造した地点

繊細な偶然に出逢えた人
かけがえ無き君の存在
かけがえ無き自分の存在

 

 

2017年 3月 14日 掲載

173h
幸せの定義

ひとりひとりの幸せが
寄り添って
ひとつの幸せになる

寄り添った幸せが
再び心に帰り
ひとりひとりの幸せになる

自分だけの幸せなど無く
隣人だけの幸せも無く
幸せの定義は共有結合に似て



2017年 3月 04日 掲載

20170204hp

触角

  人の心には
  二本の触角があり
  見えないモノを視る

  初めての人と出逢う時
  左右に振れて
  人心地を感じている

  お互いの触角を伸ばし
  控え目に触れ
  人は人を受け入れてゆく



2017年 2月 04日 掲載

2016113h

景色

秋は追いやられるように
秋は逃げるように
何処かへ消えて行った

紅葉に染まる木々を
あざ笑うかの如く
凛と立つ竹林がある

かといって 地中の根も
同じかと言えば
繊細な不安を隠している

どの心であっても
見せたく無い部分が有り
気付か無い振りも優しさ

冬が忍びがちにやって来る
寒さを抱く風の
自分自身を悲しみながら

 

 

2016年 11月 03日 掲載

160920
風 ゆれて

 季節が流れてゆく
 見えない程の
 風にゆれて
 暑かった
 原色の景色が
 そろりと
 散っていく

 僕は知っている
 夕刻と朝を
 幾度か重ねながら
 ひっそりと夏が
 思い出に
 変わってゆくことを
 誰もが夏に疲れた振りして
 寂しさを隠しているのだろうね



2016年 9月 20日 掲載

0910


半月の夜

体温18度
心も体も仮死状態
酸素を無くした
ミトコンドリアは
どれ程の愛を与えても
死を選ぶしかない
かすかな記憶の夜空に
満月が浮かぶ
突然の君の手が
満月を半分に割いた
オレンジ色に輝く半月を
その手に乗せて差し出した

私は戸惑い首を振った
君は何ら躊躇も無く
私の胸を開くと
半月を体内へ押し込めた
甘酸っぱい香りが
温かさと共に満ちて来る
恐々目を開けると
君の自慢気な顔があった
ミトコンドリアは
深い呼吸を3度繰り返し
月光の温度へと体温を促す
再び体と細胞と心が
宇宙と繋がった


2016年 9月 15日 掲載

0910h

幻想

澄みきった空間を
たゆたっている

呼吸さえも要らず
沈黙だけが降る

幻想が過ぎれば
現実に連れ戻される



2016年 9月 10日 掲載

160625h
雨の中で

 この雨の中で
 停まっているのは
 自分だけでは
 なかったのですね。

 この雨の雫が
 流れて消えて行くように
 悲しみさえも
 留まりはしないのですね。

 この雨が上がれば
 また太陽の陽射しが
 幾千億の細胞を
 乾かすのですね。



2016年 6月 25日 掲載

160618h

天空川

天空の隙間から
せせらぎの音が聞こえる
光風のゆらぎ
解明された魔法の言葉

天空の川から
溢れた時間が落ちる場所
全てが優し過ぎて
過去には出来なかった

天空から零れ
未知なる未来が降り注ぐ
満ち足りた人生にも
命の悲哀が挟み込まれていた



2016年 6月 18日 掲載

160614h

幻花

リアリティーな時空の
不敵な微笑み
見えない重力を課して
人の心を
迷い惑わせる

闇夜の眠りに隠れて
密やかに夢の中
星の雫で開く幻の花
夜明けに
黄色い花と咲け



2016年 6月 11日 掲載

16528h

過去

過ちが去ったと書いて
過去という
優しさなのだろうか?

忘れ切れなかった思い
過去のせいにして
密やかに許してみようか

細やかな夢を見つけ
未来記憶へと
飛び立つ為の過去ならば



2016年 5月 28日 掲載

160524h
小さき花


 名さえも知らぬ雑草を
 飽きずに見ている
 薄紫色の小さな五弁花
 この年まで生きて来た道で
 初めて気付くモノ達

 夏近き中で
 ひとり立ちつくす
 だからこそ見つけられた
 景色の素粒子
 止まることを許されたのは
 人の心だけだろう



2016年 5月 24日 掲載