みどりうさぎの子守詩 (片井 絽々)

16528h

過去

過ちが去ったと書いて
過去という
優しさなのだろうか?

忘れ切れなかった思い
過去のせいにして
密やかに許してみようか

細やかな夢を見つけ
未来記憶へと
飛び立つ為の過去ならば



2016年 5月 28日 掲載

160524h
小さき花


 名さえも知らぬ雑草を
 飽きずに見ている
 薄紫色の小さな五弁花
 この年まで生きて来た道で
 初めて気付くモノ達

 夏近き中で
 ひとり立ちつくす
 だからこそ見つけられた
 景色の素粒子
 止まることを許されたのは
 人の心だけだろう



2016年 5月 24日 掲載

160329

花言葉・薔薇 

大切な貴方が
何時も幸せでありますように

大好きな貴方が
何時も元気で暮せますように

大好きな貴方を
ずっと大好きでいられますように

伝え切れない想いを
この薔薇の花に托しましょう。


2016年 3月 29日 掲載

150826 (96)
残りの人生

後どれ程の距離なのだろうか
どのような道なのだろうか
誰であろうと分かる術はない
ただ今日という日が
残りの人生の始まりの日

最も重要なことなのだが
終止符を意識することはなく
ここ迄も この先も辿る
ただ今日という日は
残りの人生の始まりの日



2016年 2月 16日 掲載

160206

夜行性怪獣

不安という
夜行性怪獣が現れた時は
心あれこれ思い巡らせず
気持ちバタバタ走らさず

ただ夜が過ぎ行くのを
灯りをつけて待ちましょう。

必ず明日はやってくるから
太陽さえ昇れば大丈夫!
不安という夜行怪獣は
去って行きます。


2016年 2月 06日 掲載

20160205h
まってて

ゆっくり歩いていても
つまづきそうな心が
転ばないように
引き返さないように

取り残されて
追いつけない心が
諦めないように
壊れてしまわないように

そっと見ていてください
待っていてください
手を貸してと言えない私に
頑張れとは言わないでください


2016年 2月 05日 掲載

146
移ろい

山河や七つの海さえも
銀河に位置する星座でさえも
一刻ごとに姿を変える
不変とは言葉だけの存在か

自分の想いくらいは
君の思いくらいは
生々世々と信じているが
今日の切なさに戸惑っている

森羅万象 時空を亘り
瞳に捕らえぬモノ達でさえ
移ろうことを定めとし
存在する事の意味を許された


2016年 1月 18日 掲載

151129 (37)
こんな日は

     
こんな日暮れは猫になろう
遠い誰かを呼ぶような 
悲しげな声で
泣いてみようか?
  
こんな夜には猫になろう
冷えた心と冷たい指先
君の身体に
遠慮がちに擦りよせて

こんな朝には猫になろう
窓辺の日射しを
追いながら
優しさ探して転がって

こんな日には猫になろう
疲れた心
投げ出したまま
何もしないで眠ろうか?


2016年 1月 16日 掲載

20160114


自らの心と書いて

息と言う

その息で生きて

その息で語り

全ての命と心を紡ぐ



2016年 1月 14日 掲載

1
始まりの数

最小の数は未来を抱いて
万物の誕生よりも先に存在していたの
かも知れない

無限大の
宇宙を詰めた
この人間さえも
一人と数え

無限大の時が
流れ行く
この時空さえも
一秒とする

すべてを総括する
始まりは
最も控え目ながら
最も偉大な夢の塊なのだ


あけましておめでとうございます。
本年も、何卒宜しくお願い申しあげます。  絽々


2016年 1月 01日 掲載

20151226h
森羅万象

生きとし生けるもの達の
生かされたる命 ただひとつ
携えし心 ただひとつ

生きとし生けるもの達の
限りある身 ただひとつ
移ろう心 ただひとつ

生きとし生けるもの達の
受け取る今は 微々たる区切り
僅かに足らぬ時空の狭間

森羅万象
宇とは 限りなき時と知り
宙とは 果てしなき距離と知る




今年も、後僅かとなりました。
公私共々大変お世話になりました。

悔しさ 切なさは、新しい自分の為にも許して忘れて
ステキがいっぱいの良い年を向かえましょうね!

どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。  絽々


2015年 12月 29日 掲載

151226h
寂しい夢

私が重ねた罪は
夢を見すぎたこと
未来記憶を夢と信じた
眠りの中で待つ真夜中の夢も
胸に潜めた憧れも
全て幸せに近い夢物語

しかし現実とは呼んでやれず
どれも儚く切なくて
だから寂しいのか
寂しいから夢なのか
私の重ねた罪は
夢を置いてきぼりにしたこと


2015年 12月 26日 掲載

20151222
ひかり

へこんで へこんで

心が傷ついた時

そのひび割れから

キラキラの光が

差し込むんだ

楽しい事ばかりじゃない

辛い事ばかりじゃない

誰もが 泣いたり笑ったり

だから人間していられるんだよね


2015年 12月 22日 掲載

151218
排除

心を止めて息を潜め
時空の流れに鍵を掛ける

閉じ込もりたいのではなく
安定を維持する手段として

ひとたび 騒々しい思いを
自分のサークルから排除する

素直に望む解答を選択し
迷いの真正を見つけるために

許可された判定が
未来に加勢してくれるだろうから


2015年 12月 18日 掲載

20151215
サザン★クロス


南の夜空に サザンクロス
その十字の真ん中に
仮縫いの待ち針を立てる

星の如く清らかに生きたいが
葛藤と後悔の多い我が道
この身から心 逃げ出さぬように

今 宇宙の一点に立ちて祈る
この魂が迷うこと無く
現世の旅を正確に歩めるようにと


2015年 12月 15日 掲載

151119hf
奇跡



平穏で
変わらない日々こそが
奇跡でした。

変わりそうな日々を
乗越えてきた事こそが
奇跡でした。


2015年 11月 19日 掲載


20151114
遠い日

景色が止った時や
心が冷える日には
想い出してください

いつも傍にいるから
いつも此処にいるから


2015年 11月 14日 掲載

151113
リアリティーな朝


遮光カーテンが
朝を拒絶する部屋
遠慮知らずのアラーム音を
手探りでスライドする

枕元の自分の心を
ペットボトルの生ぬるい水で
いっ気に呑み込んだ
リアリティーな今日が始まる


2015年 11月 13日 掲載

151109h
紙ふうせん

  ひぃ ふぅ みぃ よぉ
     いっむぅ なぁ やぁ

  ばあちゃんの手が
  夢を数えて 浮かばせる

  いく度 落ちて来ようとも
  この手の中へ降りておいで

  ひぃ ふぅ みぃ よぉ
     いっむぅ なぁ やぁ
 
  ばあちゃんの声が
  孫に唄うよ 紙ふうせん
  
  ばあちゃんの手が
  また祈っては 浮かばせる

  ひぃ ふぅ みぃ よぉ
     いっむぅ なぁ やぁ

ほぅら ほら ここのつ とぉ


2015年 11月 09日 掲載

151106h
迷い道

 
  歩くと言う字は
  少し止まると書くのですね。

  少し止まりなさいと
  諭されているのでしょうか?

  それとも・・・

  止まるのは少しだよと
  叱られているのでしょうか?

  どちらにしても
  歩けば出会う迷い道ですね。


2015年 11月 07日 掲載